結婚祝いのギフトとして定番人気の夫婦箸。
当たり前のように贈っていますが、
夫婦箸を贈るのはなぜなのか、
また、夫婦箸の長さが違うのはなぜか
その意味がわかる人は、少ないのでは?
せっかくお祝いとして贈るのですから、
ちゃんとその理由を知っておきましょう。
夫婦箸には、ただお揃いにできるからいい
なんてことではなく、深い意味があるんです。
夫婦箸に込められた意味とは?
なぜ結婚祝いに夫婦箸を贈るのでしょう?
箸は2本で1組ですよね?
1本では箸として使い物にならず、
2本でもピッタリ合わないと上手く使えません。
どちらかが欠けたらダメ。
ピッタリ合わないと上手くいかない。
これって、まさに夫婦と同じですよね。
夫婦は2人で支え合って生きていくもの。
夫婦箸には、
「いつまでも仲良く寄り添って生きてね」
という願いが込められているんです。
夫婦箸の長さはなぜ違う?
夫婦箸は、夫用より妻用のほうが短く作られています。
この長さの違いにも、知ると納得な理由があります。
手のひらを自分に向けて、他の指と直角になるように
親指を上に広げてみてください。
この状態で、親指と人差し指の間の長さが、
その人の身長の1/10とほぼ同じになります。
箸は、この1/10の1.5倍の長さが
一番使いやすいと言われているんです。
親指と人差し指の距離が15cmだったとすると、
最適な箸の長さは22.5cmということですね。
これがわかっていれば、使う人の身長から
その人にピッタリの箸の長さを計算できます。
たとえば、身長が160cmの人の場合は、
160cm÷10×1.5=24cm
180cmと背の高い人なら、
180cm÷10×1.5=27.0cmとなります。
一般的に、男性の方が女性より背が高いので、
男性用の箸は女性用より長く作られるんです。
箸だけでなく茶碗にしてもそうですが、
ペアの食器で男性用が大きい(長い)というのは
海外にはない日本独自の文化なんだそうです。
妻は夫を立てるもの。
日本で古くから言われてきた考え方が、
夫婦箸の長さに表れているんですね。
日本人の食生活には欠かせない箸。
ささいなことかもしれませんが、
こうした意味を知った上で夫婦箸を使うと、
これまで以上に2人で共に過ごす時間が
大切に感じられるかもしれませんね。
食事で倖せを感じるには、
箸だけでなく美味しい手料理も不可欠。
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