エビを調理したら、調理前の状態と比べて
想像できないほど小さくなっちゃった…。
という経験がある人は多いはず。
これでは頭の中で描いていたイメージと大違い!
それに、こんなに小さくてお腹いっぱいになるの?
なんて考えたりもしますよね。
今回はそんな人のために、
エビを使ったレシピの攻略法をご紹介します。
ポイントは、エビが小さくなる理由を知ることです。
実は見た目より小さい!?
まず最初に知っておきたいのは、
冷凍した状態で販売されているエビと、
ボイルして販売されているエビとの違いです。
冷凍されているエビは、品質を保持するために
グレーズと呼ばれるコーティングがされています。
変質を避けるため、エビの表面を薄い膜で覆うものです。
このコーティングは、加熱すると溶けてしまいます。
そのため、冷凍のエビは見た目より身が小さい
と考えて料理の出来あがりをイメージするべきでしょう。
加熱が最大の敵!
エビをボイルしたり、煮込んだりすると、
生の状態よりもかなり小さくなりますよね。
これは、エビの身のほとんどが水分であるためです。
エビの水分含有率は、70%以上。
加熱すると身に含まれる水分が蒸発するため、
おのずと小さくなってしまうというわけです。
そのため、エビを小さくしないためには、
間接的に加熱すれば良いということになります。
例を挙げるなら、エビフライのような調理法ですね。
フライにするには、エビに小麦粉・卵・パン粉をつけます。
この衣がエビをコーティングするような形になり、
水分の蒸発を防いで身の大きさをキープできます。
エビが小さくならないレシピ
エビの身が小さくならないように調理したいなら、
前述したように、エビを直接的に加熱しない
海老の天ぷらやフライなどの揚げ物がおすすめです。
炒め物にエビを使う時は、先に他の食材から入れていき、
最後にエビを入れてサッと仕上げるのがポイントです。
この時、軽く小麦粉をつけおくとさらに大きさを保てます。
料理は単に作り方の手順を覚えるだけでなく、
こうした食材の理論も知っておくと
残念な仕上がりになることがありません。
食欲をそそるには、盛り付けなど見た目も重要!
食卓に出した時「わぁ!美味しそう!」
という声を聞けるのが、愛されめしです。