おでんやぶり大根にしても美味しい大根。
おろして薬味にしても、様々なものに合いますね。
揚げ物などコッテリ系もあっさりと和風になり、夏にはおすすめ。
そんな大根は部位によって味が違います。
これを知っているのと知らないのとでは、
大根おろしを使う料理で、かなりの差が出ますよ。
おろす部位で味が違う!?
大根おろしは、どこをおろすかによって味が変わってきます。
大きくは、頭と真ん中、根の近くと3つの部位に分かれ、
それぞれ味わいが違うので、相性の良い料理も異なります。
<頭(葉の根元から少し下)>
甘くて辛みをあまり感じない。
大根おろしも辛くないので食べやすい。
おすすめレシピ:浅漬けや生でいただく酢の物、サラダ
<真ん中>
大根の持つ本来の甘さを味わえる部分。
クセがないので、大根おろしにしても美味しい。
おすすめレシピ:おでんなどの煮物
<根っこの近く>
辛みが最も強くてアクもあり、一番食べにくい部分。
大根おろしにすると、さらに辛みが強まる。
おすすめレシピ:漬物、味噌汁の具材
それぞれの部位の特徴からみると、
大根おろしにしてレシピに使いたい時は、
根に近い部分をおろしてはダメということですね。
大根の水気を絞る時のポイント
大根おろしを作る時にはどこをおろすといいのか
ということがわかったところで、
次は大根おろしを美味しくいただくポイントです。
大根おろしの水気を絞る時、手の中でギューッ!と握る人も多いと思いますが、
これでは、水分と一緒に大根の甘みやビタミンまで失われます。
美味しくいただくには、ザルか巻きすを使いましょう。
ザルで大根おろしの水気を絞る場合は、手のひらとは反対側で
大根おろしをザルに押しつけるようにして水気を押し出します。
こうするとことで、適度に水気を残すことができます。
ザルよりも簡単なのが、巻きすを使う方法です。
巻きすを広げた上におろし金を置き、大根をおろすと
おろした時に大根から出る水分が巻きすのすき間から下に落ちます。
美味しい大根おろしのポイントは、水気の残し具合。
水気がありすぎると料理が水っぽくなり、
反対に水気がまったくないとパサパサになってしまいます。
指で大根おろしをつまんで持ち上げた時、
おろし汁がわずかにポタポタ落ちる
という状態がベストと覚えておきましょう。
また、大根おろしはおろした状態で置いておくと
時間の経過とともに臭みが出てきます。
そのため、おろしたてが一番美味しくいただけます。
料理はメインだけでなく、薬味にも気を配ることで
さらに全体の味が引き立ち、胃袋をつかむレシピになります。
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